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着物にピアスはNG?和装のアクセサリー着用マナーとは

着物にピアスはNG?和装のアクセサリー着用マナーとは

2019.11.05

自由に現代的なアレンジを楽しむことも素敵ですが、TPOをわきまえていなければマナー違反とみられ、快く思わない方も出てくるでしょう。そのため着物を楽しむ際は、TPOに配慮した着こなしが重要となります。

しかし、着物の正しい着こなしで見落としがちなものが、ピアスの存在です。そこで今回は、ピアスは着物と合わせて良いのかを、和装で整える際のアクセサリーの基本的なマナーとともに紹介します。


1.着物を着るときはピアスを着けないほうが無難?

和風小物のショップを覗くと、いかにも着物や浴衣に合いそうな、可愛らしいちりめん細工のピアスが多く売られています。まるで本物の和菓子のような樹脂ピアスや、干支をテーマにしたプラチナのピアスなど、着物のデザインに合わせて買い揃えたいと思えるものばかりです。

しかし、「着物に身を包む際は、ピアスの着用は不適切」とする声があることをご存知でしょうか。もちろん、イヤリングであれば良いというものでもありません。

ここでは、ピアスやイヤリングの着用が不適切と言われる理由や、着用しても問題ないシーンを紹介します。

1-1.ピアス着用がマナー違反と言われる理由

1-2.現在はTPOに合わせて着用も可能

前述したように、ピアスやイヤリングの着用がマナー違反と言われる一方で、着物での観光を推奨する京都をはじめ、「着物はもっと身近でカジュアルなもの」とする考えも近年では広まっています。

ピアスやネックレスなど、アクセサリーを身につけることに関して寛容な場も多く、頭ごなしにマナー違反だと注意される心配はありません。

時と場合によって判断し、ピアスをつけてカジュアルに着こなすか、きっちり正式な装いにまとめるか、しっかりと使い分けましょう。TPOをわきまえてピアスの着用を決められるようになれば、着物を楽しむ機会も増えます。

ピアスが一般的に着用されるようになってから、わずか30年ほどしか経っていませんが、見方を変えると現代の40~50代には理解者が多いともいえます。
50代以下の方や若い年代の方が集まるカジュアルな場では、問題なくピアスでのおしゃれも楽しめる場合もあります。

1-3.成人式・結婚式のピアス着用

正装が是とされるシーンの代表的なものが、成人式や卒業式、結婚式です。

独身女性の第一礼装である振袖は、それだけで十分華やかになります。余計な装飾は必要なく、またTPOをわきまえるべき成人女性として、成人式でフォーマルさを崩すことは許されません。

ただし、華美過ぎないものであれば、ピアスの着用は可能です。大振りのもの、揺れるもの、ラメ入りのものは避け、着物のデザインを邪魔しない小ぶりなピアスを選びましょう。

卒業袴とピアスを合わせる際も、派手すぎないものを選ぶと無難でしょう。

注意すべきは、結婚式です。着用は可能ですが、さまざまな年齢の方が集まるため、出席者の顔ぶれによってはピアスそのものを避けたほうが無難でしょう。個人はもちろん、結婚式へ呼んでくれた大切な人の顔に泥を塗る羽目になりかねません。

しかし最近では、ピアスを付けておらず、ピアスホールが見えている状態は失礼にあたるとする考えもあります。目立たない小ぶりなピアスをつけるか、迷ったときは思い切って他の出席者に相談しましょう。

2.シンプル・大人しいデザインが決め手!着物に似合うピアスとは?

華やかで上品な着物には、小さめで大人しいデザインのピアスが似合います。華美なものに華美なものを加えるのではなく、和の趣をいっそう引き立てるようなシンプルなアクセサリーを加えるほうが、下品になりません。

また、着物には格があることも忘れず、TPOと着物の格に合わせたデザインを選ぶようにしましょう。ピアスを先に選ぶのではなく、先に着物や履物など全体のコーディネートを完成させてから、最後にピアスの大きさや色を決めることがポイントです。

ここでは、ピアスのデザイン系統3つを例にあげ、着物と相性が良い理由を解説します。

2-1.大正モダンな和柄

くるみボタンのように大正モダンなデザインの布を使ったピアスは、和装にも洋装にも合う優秀な存在です。シンプルな作りと大振りな花柄などのモダンな柄が、振袖のデザインとも自然にマッチします。

素材自体も着物と同じ生地や、和風小物でおなじみのちりめん生地などを使用しており、質感にバラつきが出る心配もありません。

大正ロマンを感じさせるノスタルジックなデザインは、色選びさえ間違えなければ控え目で質素に耳元を飾ってくれます。和風な生地とデザインは、金属のような光を放つこともなく、好印象です。

2-2.古典的な和柄・和モチーフ

少し遊び心をプラスしたい方へのおすすめが、和柄や和風アイテムをモチーフにしたピアスです。

たとえば、宝石の代わりに組み紐や水引きをモチーフとしたピアスは、控え目な光沢で上品な仕上がりに整えてくれます。

折り鶴など、ごく小さな紙細工を作り、ピアスにする方法も人気です。和紙やカラフルな千代紙で作った紙細工は、和の雰囲気を凝縮したアクセサリーとして、耳元を華やかに彩ります。

色の選択肢が多く、着物の印象に合わせやすい組み紐や水引きのピアスは訪問着に、和紙や千代紙で作る紙細工の華やかなピアスは、振袖など色鮮やかな着物にぴったりです。

夏祭りの浴衣に合わせる際も、素材選びで可愛さもキレイ系も演出できる万能アイテムです。

2-3.真珠

冠婚葬祭どのシーンでも無難とされるジュエリーが、真珠製品です。和服との相性も良く、上品な留袖や訪問着など、結婚披露宴やパーティーで活躍する着物に合わせたいときは、真珠が最適です。

真珠と一括りにいっても、淡水パールやバロックパールなど、種類は豊富です。色も桜色や黒色などあり、着物の系統に合わせて選べば、色味のささやかな違いが楽しめます。
コットンを圧縮して作る真珠のイミテーション、コットンパールも雰囲気を手軽に楽しむなら最適です。

ただし、格式を重視する方のなかには、留袖に真珠を合わせることもマナー違反と感じる方もいます。
このような場合はパール系アクセサリーに問題があるわけではなく、着物姿でピアスを身につけること自体が不適切と考えられています。
そのため、最も無難ともいえるシンプルな真珠のピアスがNGな場合は、他のピアスもつけるべきではないシチュエーションだと判断しましょう。

3.ピアス以外のアクセサリー着用は可能?

ピアスの他にもアクセサリーに分類されるものは数多くあります。特に婚約や結婚している方にとっては、婚約指輪や結婚指輪は外さなくてはならないのか、気になるところです。

ピアス以外のアクセサリーについても、基本的には外したほうが無難です。マナーとしてはもちろん、単純に見栄えが良くなるメリットもあります。

たとえば振袖の場合、首元は重ねた半衿や重ね衿(伊達衿)が顔や着物全体の印象を華やかにする役割を担っています。既に美しい装飾があるところに、わざわざネックレスを加える意味はないでしょう。

むしろ、場合によってはちらりと見えるネックレスの金属が、せっかくの着物姿を台無しにしてしまいます。

その他のアクセサリーについても、以下のように「身につけるべきではない理由」や「身につけても良いが注意すべき点」があります。

腕時計腕が美しく見えないため、身につけるべきではない
婚約・結婚指輪シンプルなものは身につけて構わない
帯留め振袖や留袖では控え、訪問着はシーンに合わせたものを選ぶ

婚約・結婚指輪は、シンプルなものであれば、身につけたままでも見咎められる心配はありませんが、装飾の多いものは着物を傷つけやすいため注意が必要です。

帯留めは基本的にフォーマルな場では避けたほうが無難です。お茶会ではつけず、パーティーなどカジュアルな場面では、シーンに合わせて宝石をあしらったものなど、デザイン面を重視して選ぶと良いでしょう。

4.まとめ

着物にピアスなどのアクセサリーを合わせることは、一般的にはマナー違反とされます。

しかし、身内だけのパーティーなどカジュアルなシーンでは、着物に合ったデザインであれば寛容な目で見られるようにもなりました。

どのようなシーンやファッションにおいても、TPOをわきまえることは重要です。状況や出席者の顔ぶれに合わせて、ピアスやその他のアクセサリーと着物の組み合わせを楽しみましょう。

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