公開日: 2020.08.01  更新日: 2020.08.01

浴衣を着るときは下着が必要?内側も外側もオシャレに着こなそう

浴衣は、気軽に着ることができ、季節感や情緒感を演出できる和服です。以前は日常的に着られていた浴衣ですが、今では祭りなどの日に着る程度であり、浴衣を着る機会は非常に少なくなってしまいました。
そのため、浴衣を着る際、下着はどうすればいいのか分からない方も多いでしょう。

そこで今回は、浴衣を着るときの下着について解説します。浴衣に合う下着の選び方や、浴衣をさらにオシャレに着こなすための「半衿」についても紹介しているため、浴衣について悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

1.浴衣を着るときに下着は必要?

浴衣を着るときには、なるべく下着を着用しましょう。浴衣は通気性が良く、着ていて涼しい服装である反面、胸元や脇が見えてしまう可能性があります。

昔は下着を着用した状態で浴衣を着ると、下着のラインが分かったり、透けて見えたりしていたため、浴衣を着る際には下着を着用しないことが推奨されていました。
しかし、最近は浴衣・和装用の下着が販売されており、前述した問題が起こらないようになりました。そのため、浴衣を着る際に下着を着用しても、浴衣をきれいに着こなすことが可能です。

●浴衣を着るときに下着を着るメリット
浴衣の中に下着を着ていると、次のようなメリットがあります。

  • 中が透けて見えることを防ぐ
  • 浴衣がはだけたときに、肌が露出することを防ぐ
  • 汗を吸収する

下着を着る最大のメリットは、浴衣の中が透けて見えてしまうことを防いでくれることです。浴衣に使われる生地は薄手のものが多く、身体のラインが透けてしまうことがあります。また、前かがみのような体勢を取ると、浴衣がはだけてしまうこともあるでしょう。しかし、下着をつけることで、このような危険を防ぐことができます。

浴衣を着用することの多い夏は、汗をかきやすい季節です。このとき下着を着ていると、汗のベタつきや汗が垂れることを軽減してくれます。

●浴衣を着るときに下着を着るデメリット
浴衣の中に下着を着るデメリットは、浴衣と重ねて着るため暑苦しさを感じてしまうことです。したがって、下着を選ぶときには、通気性の良いものを選ぶようにしましょう。

また、浴衣用・和装用の下着は、浴衣以外で着る機会がなく、「もったいなさ」を感じる方もいるでしょう。最近ではリーズナブルな和装専用の下着も増えているため、経済的にも負担となることはありません。

2.浴衣に合う下着の選び方

浴衣は、普段着ている洋服とは異なる特徴を持っています。そのため、下着を着る際は、洋服を着るときと違った注意が必要です。また、浴衣に合う下着の選び方を知ったうえで、下着を選択することが重要です。

ここでは、浴衣に合う「ブラジャー」や「ショーツ」「肌着」について解説しています。適切な選び方を知って浴衣の着こなしをより洗練させ、大人な女性らしさを表現してください。

2-1.ブラジャーの選び方

浴衣の中に着るブラジャーは、和装用のブラジャーをおすすめします。なぜなら、和装用のブラジャーは、浴衣を着た姿が美しく見えるように、体型を補正してくれる機能を持っているためです。

浴衣は、帯で締めて着付けるため、バストなどの凹凸がないほうが着崩れしにくく、美しく着こなすことができます。この点が、バストを立体的に見せたほうが栄える洋服との違いです。

洋服用のブラジャーは、バストを際立たせるためワイヤーやパッドが使用されています。

一方、和装用のブラジャーは、洋服用のブラジャーと異なり、バストを目立たせないように作られているため、浴衣との相性が抜群です。そのため、浴衣を着るときには、できるだけ和装用のブラジャーを選ぶようにしましょう。

和装用以外のブラジャーで代用する場合には、スポーツブラがおすすめです。スポーツブラにはワイヤーが入っておらず、バストをサポートする役割も果たしてくれます。

色は、ベージュやモカなど、肌の色に近い色を選んでください。薄手の浴衣では、中の下着が透けてしまうことがあります。ブラジャーを肌に近い色にしておくと、浴衣の中が透けて見えたとしてもあまり目立ちません。

2-2.ショーツの選び方

ショーツ選びのポイントは、「ライン」が出ない下着を選ぶことです。浴衣は薄手の生地で作られているため、下着のラインが出やすくなっています。

浴衣の中に着るショーツを購入する際は、できるだけ生地が薄いタイプのものを選びましょう。また、レースや飾りがないもの、縫い目がないもの(シームレス)を選ぶと、よりきれいに浴衣を着こなすことができます。

加えて、ショーツのウエストラインも重要です。ローライズのショーツを選ぶと、ウエストラインが帯にかかりにくくなります。ウエストラインが帯にかかってしまうと、トイレなどのときに上げ下ろしがしにくく、使い勝手がよくありません。

さらに、ショーツのかたちは、おしり全体をカバーするタイプがおすすめです。色はブラジャー同様に、ベージュやモカなどの肌の色に近いものを選びましょう。グレーや白、淡いピンクなども目立ちにくい色です。

2-3.肌着の選び方

浴衣の中に着る肌着は、浴衣用・和装用の肌着をおすすめします。浴衣用・和装用肌着は、浴衣を着たときでもきれいに着こなせるように作られた肌着です。

浴衣用・和装用の肌着が持つ特徴には、下記のようなものが挙げられます。

  • 木綿など吸水性が高い素材を使っており、吸汗性が非常に高い
  • 袖やお腹の部分など身体の大部分を覆うため、広い部分の汗を吸ってくれる

夏祭りや花火大会など、浴衣を着るシーンで気になることは「汗」です。夏用の浴衣用・和装用の肌着は、吸水性を追求しており、汗をかいても不快感を軽減する機能が備わっています。また、浴衣用・和装用の肌着は身体の大部分を覆ってくれるため、脇汗を吸い取ってくれる点も見逃せません。

和装肌着の種類は、ワンピース式でフリーサイズのものから、上下に分かれセットとなったもの(ツーピースタイプ・セパレートタイプ)まで、さまざまです。自身の体型や浴衣の種類と合わせて選択してください。

浴衣用・和装用の肌着がない場合には、キャミソールやタンクトップでも代用可能です。Vネックのように、胸元から肌着が見えないタイプを選びましょう。

下は、ステテコパンツやペチコートで代用できます。上下が分かれていないワンピースタイプの下着もおすすめです。ただし、ナイロン製だと通気性が悪いため、ポリエステルやコットンで作られたものを選びましょう。

3.浴衣をオシャレに着こなすためには「半衿」がおすすめ

浴衣の中に、浴衣用・和装用のブラジャーや肌着を着ることで、浴衣を着た様子をきれいに見せることができます。さらに、「半衿」を着ると、より一層オシャレに着こなすことが可能です。半衿の特徴や作り方を知って、一段上の大人な女性を演出してみましょう。

半衿は、「はんえり」と読みます。もともとは、和服の下着である襦袢に縫い付ける替え衿のことで、襦袢を汚れから守ることが役割です。

半衿は顔に近い位置にあることから、全体の印象に大きな影響を与えます。そのため、半衿を着ることで、浴衣をよりオシャレに着こなすことが可能です。

半衿は、自分で簡単に作ることができます。1m×16cm程度の布地を用意し、両端を1cm程度折り曲げて軽く縫い付ければ完成です。半衿は、襦袢の衿に縫い付けます。縫い付けるときは、襦袢の外側から始め、次に内側へと縫い付けていきましょう。

半衿を襦袢に縫い付けることが面倒な方は、半衿と襦袢が一体となっているタイプの半衿がおすすめです。「うそつき半衿」や「うそつきスリップ」と呼ばれているもので、簡単に半衿と浴衣の合わせを楽しむことができます。中には、襦袢や肌着を着る必要がないタイプの半衿もあるため、ブラやショーツのみで済ませたい方にもおすすめです。

濃い色の浴衣に、白地の半衿を合わせると、清楚で初々しい様子を演出できます。また、レースや柄物、メッシュ生地の半衿を選ぶことで、同じ浴衣でも多彩な一面を見せることが可能です。様々に組み合わせて試し、多様な着こなしを楽しんでください。

4.まとめ

浴衣の中には、なるべく下着を着たほうが無難です。下着を着ておけば、浴衣がはだけたときでも恥ずかしい思いをせずに済みます。また、汗を吸収してくれるため、ベタつき感を軽減することも可能です。特に、和装用・浴衣用のブラジャーや肌着を使用すると、浴衣を快適に、美しく着こなすことができます。

さらに、半衿を使用することで、着姿を一段とオシャレにすることができます。下着や半衿を上手に使いこなして、浴衣の楽しさを存分に味わってください。