公開日: 2019.05.16  更新日: 2019.05.16

成人式と結婚式の着物の違い|レンタル時の価格相場から注意点まで

成人式や結婚式に出席時には、礼服の振袖・訪問着などの着物が人気です。着物は成人式や結婚式など特別な機会にのみ着ることが大半であるため、価格面から購入ではなくレンタルを選択する人も少なくありません。

あらかじめ着物のレンタル事情について知っておくと、デザイン・価格の両方に納得した上で晴れの場用の着物選ぶことができます。

当記事では、着物をレンタルする際の価格相場や、レンタル価格を決めるための項目・レンタル時にチェックすべきポイントをまとめて紹介します。

1.成人式の着物と結婚式の着物の違い

成人式と結婚式はいずれも晴れの日ではありますが、参加する立場やシーンによって着物を使い分けることが大切です。まずは、成人式と結婚式に、どのような着物を着るのがふさわしいのかを解説します。

〇成人式
成人式には「振袖」を着るのが一般的です。

振袖は未婚女性の正装とされており、長い袂部分である「振り」と、その袂部分の身頃側を縫い付けないまま開いている「振八つ口」があるのが特徴です。

振袖は袖の長さによって「大振袖」「中振袖」「小振袖」の3つに分けられます。いずれも慶事に着用する着物で、袖が長くなるほど格が高くなります。改まった場である成人式では、中振袖を着ることが多いです。

〇結婚式
結婚式では主に「振袖」「訪問着」「黒留袖」「色留袖」を着用します。
出席する立場により、着用する着物は変えましょう。

振袖であれば、花嫁はお色直しの時に「大振袖」を、ゲストであれば「大振袖」か「中振袖」を着用します。花嫁が大振袖を着る場合は、中振袖を選びましょう。

黒留袖は、既婚女性の着物として格式が高いため新郎新婦の親・姉妹など近親者のみ着用可能です。

色留袖は本来、既婚女性の正装として扱われますが、振袖は20代の女性が着ることが多いため、30代以上の未婚女性が「年相応の着物」として色留袖を選ぶことが増えています。ゲストが着用しても問題ありませんが、主に新郎新婦の親族が着ることが多いです。

訪問着は女性の略礼装とされていて、未婚・既婚問わず着用可能です。振袖や留袖の次に格が高いため、主にゲストが着用します。新郎新婦の親族が着用する場合は色が落ち着いていて、縁起のいい柄などを選び格式高く着こなすのが良いでしょう。

2.着物をレンタルした際の価格相場

成人式や結婚式出席にあたり着物をレンタルする場合に、特に気になる点が「価格」ではないでしょうか。

レンタル価格は店舗によって様々であるため、事前に相場を把握しておくと予算が決めやすくなります。成人式の場合と結婚式の場合に分けて、着物をレンタルする場合の価格の相場について紹介します。

2-1.成人式の着物をレンタルする場合

フルセットで成人式用の振袖は、25万円前後がレンタル価格の相場です。

最近は、店頭だけでなくネットを利用した宅配レンタルで着物を借りる方法も存在します。宅配での着物レンタルは9万円前後から利用できますが、店舗でレンタルをした場合についてくる、着付けや写真撮影といったサービスが含まれていないプランも多いです。

レンタル価格を安く抑えたいとしても、成人式で振袖を着るのは一生に一度であるため、価格だけで決めず、付属するサービスも含めて検討すると良いでしょう。

2-2.結婚式の着物をレンタルする場合

成人式と同じく、人生の晴れ舞台である結婚式。自分が花嫁である場合と、結婚式に招待されて参列する場合に分けてレンタル価格の相場を説明します。

〇自分が花嫁である場合
花嫁が着る着物のレンタル価格は30万円前後が相場です。花嫁にふさわしい、格式の高い振袖を選ぶことが多いため、成人式よりも価格が高くなります。

〇結婚式に招待されて参列する場合
ゲストとして着用する着物のレンタル価格は3万円前後が相場です。着付け費用・メイクの費用も必要になるため、実際には5万円程度費用がかかることが多いです。

3.着物のレンタル・プラン価格を決める3つの要素

着物のレンタル価格は様々ですが、この価格の違いはなぜ起こるのでしょうか。

価格が変動する理由は、「着物の模様・記事の質」「レンタル期間」「アフターサービス・特典の内容」の3つにあります。
ここからは、着物のレンタル価格・プラン価格を左右する3つの項目について解説します。

3-1.着物の模様や生地の質

着物のレンタル価格を決める要素として「着物の模様」「生地の質」があげられます。

〇着物の模様
模様の柄の種類ではなく「描かれている模様が印刷なのか手描きなのか」によって変わります。
職人の手によって丁寧に描かれている着物は、必然的にレンタル価格も上がります。対して、インクジェットプリントで印刷された模様の振袖もあります。大量生産できるため、模様が手書きの着物と比べると安価になります。

〇生地の質
振袖の生地には大きく分けて「正絹」と「ポリエステル」の2種類があります。
正絹は、すべて絹の糸を使って仕上げられた生地で、重厚感があり、生地の厚みがあるため保温性にもすぐれています。
対して化学繊維であるポリエステルは、軽くて表面がつるつるとしています。ポリエステルの糸を使って作られているため、安価なレンタル価格で利用できますが、正絹の振袖と比べると糸同士の密度が薄い分、質が劣ります。

予算を考えながら、予算や着用するシーンに合わせて選びましょう。

3-2.レンタル期間

着物のレンタル価格は、レンタル期間によっても変わります。

商品のレンタル期間は店によって、5泊6日といった短期間のお店もあれば、1ヶ月以上レンタルできるお店もあります。レンタル期間が長ければ長いほど、レンタル価格は上がります。

成人式で着る着物をレンタルする場合は、短期間のプラン十分でしょう。年末やお正月にも着物を着たい場合は、1ケ月前後レンタルするプランを選ぶと期間中なんども着まわして楽しむことができます。

結婚式で着る着物をレンタルする場合は、前撮りから本番までのスケジュールを考えて余裕をもってレンタルするのが一般的です。

3-3.アフターサービス・特典の内容

着物のレンタル価格は、アフターサービスや特典の有無も影響します。

一般的に、着物をレンタルする時は、前撮りの撮影や当日の着付け・ヘアメイク・着用後のクリーニングといったアフターサービス・特典が含まれたレンタル価格になっています。

着付け、ヘアメイクといったサービスは着物のレンタル価格にセットで含まれていることが大半です。しかし、アフターサービスや特典が充実していればいるほど、レンタル価格上がる傾向にあります。

そのため、前撮り撮影や現像がセットプランに無料でついているのか・有料なのか、別途料金を支払う必要があるのかなど、プランの内容やサービス内容をきちんと確認しましょう。

4.着物をレンタルする際にチェックすべきポイント

最後は、着物をレンタルする場合にチェックしておきたい2点について紹介します。晴れの日を彩る自分に合った着物を借りるために、レンタル前に確認しておきましょう。

〇レンタル費用の予算を決めておく
レンタル費用の予算を決めたうえで、着物を探すと想定以上高額なレンタル費用を払う心配がありません。くわえて提示されているレンタル料金プランは税別なのか税込なのかもよく確認しましょう。

〇必ず試着を行う
身長や体格、顔の雰囲気などによって合う着物の色柄は違います。店のパンフレットやホームページの情報で見た着物が魅力的に見えても、実際着てみると自分に合わない・イメージが違うということは少なくありません。

そのため、着物を決める際は、見た目の好みだけではなく、試着をして顔映りや全体のバランスなど着姿を確認しましょう。宅配レンタルでも試着ができるお店もあるため、試着サービスがある店舗か宅配レンタルを選ぶのがおすすめです。

5.まとめ

着物は成人式や結婚式といった晴れの日を華やかに彩ってくれます。着物を着る機会が少ない場合は、種類が豊富で手入れの手間もかからないレンタルがおすすめです。

成人式と結婚式では、多くの場合に着用する着物が異なるため、レンタル価格も異なるのが一般的です。特に結婚式の場合は、自分が花嫁か招待された参列者なのかによって、選ぶ着物のランクが変わるため注意が必要です。

着物のレンタルサービスをうまく活用して、自分に合った着物を選びましょう。

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